細かな法的定めがある美容室と理容室の比較と現実

美容室と理容室は似て非なるもの

美容室と理容室は髪をカットしたり、パーマをかけたり、白髪染めをしたりといった具合に、ほとんど同じことを行っているため、どちらを利用しても大差ないように思えますが、法的に定められた解釈から考えるとかなり違いがあります。
理容室ではヒゲソリはもちろん、女性の顔の産毛剃りもしてくれます。
これは、理容師免許を取得するためには、刃物の取り扱いを学ぶ必要があるからで、髪を梳くときにすきばさみではなく剃刀を使うところが多いのも、理容室の特徴です。
一方の美容師は刃物を取り扱う勉強はしていませんので、美容室で顔剃りをすることはありません。
刃物を使って顔を剃るには、ある程度安全性を確保するために施術用の椅子の間隔を広めに取る必要がありますが、剃刀を使わない美容室は刃物による危険がないため、比較的狭い間隔で椅子を設置することが可能です。

意外と知られていない施術していい人、ダメな人

法律で定められた内容を知るとびっくりしてしまうのが、美容室と理容室では施術できるお客さんの対象がしっかりと特定されていることです。
例えば、美容室でのカットは女性に限定するとされており、男性の場合、パーマをかけるという前提で必要な場合にのみカットが許されるということに驚く人も多いでしょう。
美容室でのパーマは男女共に施術可能ながら、男性のカットだけという利用は、法律上はできないのです。
同様に理容室の方でも決まりがあり、カットは男女共にできるけれど、女性客に対するパーマはしてはならないと決められています。
また、男性へのパーマも仕上げ目的でするのであれば可としていて、非常に細かく分類されているのが法律における美容室と理容室の違いです。

実際は守られていない

美容師にしても理容師にしても、この法的な定めのことは知っているでしょうが、実際には美容室で男性もカットだけしてもらっていますし、理容室でパーマをかけてもらっている女性もいます。
両者を比較するとしたら、カットに付随したパーマなら可能としている美容室の方が、男性にも利用しやすいでしょう。
理由はわかりませんが、女性に対するパーマを禁止している理容室でパーマをしてもらうのは、女性は避けた方がいいのかもしれません。
とはいえ、理容師と美容師が在席し、美容室として家族経営しているところもあるなど、法律による定義がわかりにくいところもある上、施術を受ける人の大半が知らないことから、ほとんど守られていないのが現状です。

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